”さらば恋人”
1,970年を前にして日米安保条約反対の機運は左翼集団の間で盛り上がっていた。
それに呼応するかのように歌声運動が若い人の間に浸透し、のちのフォークソングに発展していったのだが、歌声運動で歌われたのが主にロシア民謡などであった。
その中で、”さらば恋人”という歌がありダークダックスなどもレコードに入れ、ヒット曲になった。
この歌、第二次世界大戦時にパルチザンの歌と聞かされ、当初日本語で聞いていたがある時原曲を聞いてなんか違うなと思っていたら、イタリアの歌だということがわかった。
原曲はベラチャウ(Bella Ciso)といいやはり”さらば可愛い人”というそうで、攻め入ってきたナチスドイツ軍に抵抗するパルチザンについていくという歌だそうだ。
以後、パルチザンとは侵攻した軍に対する抵抗運動をいうようになり、今回ロシア占領下で破壊活動するウクライナ人をもさしているが、この人たちは軍人でなく自主的破壊行動をするため、見つかれば大変なことになり犠牲は大きい。
それでも抵抗する気力が燃え立つのだろうが、もし日本が同じ状態になったらどうなんだろう。
疲れもあったかもしれないが、日本が敗戦しアメリカ軍が六年ほど占領したとき、どの程度の反抗があったのだろうか、、、、
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