ダンディーなジョウビタキ
鼠色の帽子をかぶり茶色地の着物の上に白い紋所入りの羽織すがた、ダンディーなジョウビタキがやってきた、
夏のあいだは高い山や北国にいて寒くなると雪の降らない地方にやってくるので、静岡当たりでは冬鳥の部類になってしまう。
山の畑からとってきたツルウメモドキに掴まって実を食べていたが、そんなもの山にはいっぱいあるのに、、、、なんて言ってみたが、人の家の方が美味いのだろうか。
同じ味でも、、、、、
床屋談義のもう一つの話し。
今回床屋に行って髪型をいつもと変えた。
「今までのオールバック気味の逆立ち髪を今の形のまま短くして、、、」
しばらく髪の手入れもしないでいたら髪の毛が言うことを聞かなくなっていつものように手のひらで書き上げても右側の七三部分が前に倒れて右から左に流すような形にしかならなくなった。
「歳をとると周りの言うことに気を配らなければならないので、髪の毛もそのようにするしかないかなって感じ」
「前は女房と意地を張り合って喧嘩ばかりしていたけれど最近は女房殿の言うとおりにすることにしたんで髪の毛も、ということさ」
「そうかね、うちじゃ反対で最近になって少しづつ反抗しているよ」
「それにしても女の人はどうしてあんな昔のことを覚えているんだろうな」「言い合いになるとあんときゃこうだった、ああ言ったなんていうけど、こっちにしてみるとそんなことあったっけ、と思っているうちに言い負かされてしまうんだもの」
そこへ床屋のかあさんが出てきて「まるで聞こえていたよ!!!」
「へへい、申し訳ありません」で幕引きを図ったが、、、、、首筋は冷え冷えと寒かった。
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