任命責任
山の畑周りのビワの花が咲いた。
花のない季節だから地味な花ながら目立つようだ。
このビワは植えたものでなく、多分カラスあたりが咥えてきた実から種が落ちて育ったようで、晩秋には小粒ながら甘い実をつける。
実が小さいのは、放ったらかしにしているからで手入れをすれば商品にもなるのかもしれない。
「桃栗三年 柿八年 枇杷は早くて十三年」と言われるように実をつけるのが遅い植物であるが、いったん根付くと根を張ってしまうので家の周りには植えるものではないともいう。
昨日、岸田首相は秋葉復興相と水田政務次官を更迭した。
いずれも問題を抱えていた人たちであり、大臣はここ二ヶ月で四人の更迭ということになり人の見る目がないことで異常事態と言わざるを得ない。
そして、首相はそのたびに「任命責任は私にある」と言ってきた。
今までの内閣で不祥事発覚で何人もの大臣が更迭されてきたが、そのたびにどの首相も同じ言葉を吐いた。
しかし、誰一人任命責任を取った首相はいない。
そもそも”責任”とはどういうことなのだろうか。
検索してもはっきりとした説明、納得できる説明は見当たらない。
かろうじて江戸時代まで不祥事を起こすと腹を切ってお詫びするというのが責任の取り方だったようだが、閣僚などの責任の取り方は閣僚から外れるというだけで、議員辞職までした人はわずかである。
不祥事にたいっする責任の取り方は芸能人の方がよっぽどすっきりしているのだが政治家にはそれを言う人がいないのはよほど面の皮が厚い。
さらに問題のある人を大臣にして責任を取った首相はさらに面の皮が固く自分の知る限りいない。
口先だけの任命責任、、、、もう聞きたくない。
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