ガッシャン
ガッシャン、と一撃のもとに消えていった。
断捨離というわけでもなかったが台風の浸水被害からこっち、家具なんかをはじめとしていろいろなものを処分してきた。
しかし、一番邪魔なものと思っていたが捨てきれなかった皿や茶わんなどの陶器類が捨てきれなかった。
我が家は新宅のため家財道具もほとんどない状態から始めた家なので、これらのものは母親が買い集めたいわゆる形見でもあった。
むかしはなんでも家で行ったため、皿や茶わんだけでも十人前くらいを幾そろいも買いそろえていたうえ、昭和30年代に入ってから「趣味の会」などの箱入りセットなどがあちこちにあった。
最近までは「自分が死んでから好きなようにしてくれ、これらは処分しない!」と言っていたが、さすがに荷が重すぎた。
仕方ないので先日来、仕分けをしていたが出したり入れなおしたりをした結果、まず木製のリンゴ箱一杯をごみ処理場に持っていった結果、処理場の職員が一切の感情をこめず、箱ごと持ち上げて中身を一気に投入口に投げ込んだ。
がッシャンという音と共にすべてが一気に吹っ飛んだ感じがした。
昨夜から激しくはないが雨が降り続いた。
何日ぶりだったろう。
この雨で、地面が潤い野菜類も息を吹き返しはるをまつしんたいせいにはいるんだろうな。
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