いつもと同じはずなのに
もう今年あたりでやめにしようと思っていた初日の出。
いっときは十人近くが山の畑の最上部に上がっていたが、歳を重ねるごとに足腰の弱くなった人、亡くなった人も出てきて、昨年は自分一人になってしまった。
あの時はこんな日がこんなに早くなるとは思っていなかった。
酒肴を持ち寄って集まっていた場所は、今では草ぼうぼう寂しさの実が募るので、その途中にある畑まで下がったが それでも、、、
今朝は最後と思ってむかしの場所まで上がってみるとその近くに二組の子供連れが先に来ていた。
ここぞと思う場所に陣取って待ち構えれば、七時少し前から日が昇る場所にある小さな雲が黄金色に輝く。
七時二分、こらえきれなくなったように雲の上から「もういいかい」と言わんばかりにして太陽が顔を出す。
いつも見慣れた太陽なのだが、神々しさを感じてしまう。
「今年もよろしく」と手が自然に合わさり願い事を言う。
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