がんばろう!
がんばろう 突き上げる空に
くろがねの男のこぶしがある
燃え上がる女のこぶしがある、、、、
そのむかし、この労働歌をどれだけ歌ったことだろう。
毎年行われた春闘や期末賞与の要求ストライキの集会のたび客席や壇上で隣の人と腕を組み何度も歌った。
昨日行った市民税課の人に勧められて今日は税務署に行って所得の申告に行ってきたが、「コロナ禍の中予約制になったため三時間後に来てください」とのことで、時間つぶしに用宗公園に行ってきた
その折見かけたのが、公園で毎年夏になると真っ赤な花を咲かせるデイゴの木であった。
毎年伸びた分だけ伐採するようで、先端を丸くした形に剪定してあったが、その一つが写真の木で真ん中が頭とするとその両脇が天に向かって突き上げているこぶしのように見え、後ろには鉢巻の緒をおもわせる、そして、”がんばろう!”の歌が出てきた。
デイゴの木は名前の通り南方系の木で沖縄などにも多く咲いているようで「沖縄を返せ」という歌の中にも”デイゴの花は夏ごとに赤い、、、”とうたわれている。
これらの歌が歌われた昭和30~40年代は安保闘争などの政治問題にも労働組合は関与しその力を示していたが、いつの間にか組合員の要求にも応えなくなって力を失い、今では政府に後押ししてもらえなければ賃金要求さえ出せないみじめな団体になってしまった。
失われた30年と言われるが、労働組合の衰退が原因であったと言っても過言ではないだろう。
デイゴの木の切り口を見るとチェンソーで乱暴にはつられているがそれでも夏になれば赤い花をいっぱいつけるたくましさがある。 他力本願ではこんな風にはいくまいと思うが、、、、、
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