すきっ腹
梅の花もかなり咲きだしていて、種類によっては満開状態になっていた。
その蜜を吸いに来ていたメジロを追っ払いヒヨドリが花の蜜をなめていた。
この大きさの鳥では花一つ一つの蜜では少なすぎるので満腹するまでにはとても手間のかかる作業なのであるようだが、食べられるものを取りつくした後ではそんなことを言っていられない状態と見受けた。
今日もスーパーへ連れのお供で行ってきた。
買い物中は傍にいると嫌われるので、帰りの時間を打ち合わせて自分はあちこちをぶらぶら眺めながら店内を散歩がてらに歩いている。
いま店内を華やかにしているのが、チョコレート売り場とひな祭りに関連した商品。
これが済めば新入生を対象に、そして五月の節句と年中行事に関連して品ぞろえを陳列するのはわかっている。
ただ、ひな飾りなど年中行事用の商品はその日が終われば即座に商品が消えてなくなる。
先日も、節分の恵方巻という特大の巻きずしが山と積まれ、素人見にもこれは絶対に売れ残るだろうと思われていた商品が翌日にはすっかり姿を消していた。
ユニセフのコマーシャルでは、世界中の幼児が食べるものがなく飢えているという場面を繰り返し訴えていたが、作り過ぎた恵方巻のかなりの部分が食品ロスになったことは疑いの余地がない。
最近では少なったとはいえ大食らい番組を平然と流している放送局。
昭和二十年代、いつもすきっ腹を抱えていた子供時代を経験したものにとっては許せないの一言にすぎる。
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