春は名のみ
急な申し込み、休日の前日だったのにもかかわらず宿の方は「あけておきます」と快諾してくれた。
天気の様子見と日程の都合でなかなか長野へ行く日が決まらなかったのが原因であった。やはり定宿の夜に行くか言い数が多いとこんな時にはよくしくれる。
空は真澄に晴れ、気温も春らしい朝だったが、山梨県の八ヶ岳高原大橋あたりまで登るとかなり寒さを感じてしまう。
たもとの駐車場から下をのぞくと川岸当たりから水が出ているようで、大きなつららが垂れ下がっていた。
一方めを南アルプスの方をに目を向けると甲斐駒ヶ岳を中心に北限の山々が大橋の黄色い橋げた彩を添えて写真映えしている。
北側の八ヶ岳も引けを取らずに聳えているさまは、相撲でいえば大関と小結の対戦と言っていい状況か、、、
なぜなら、橋の中ほどまで行けば見える横綱 富士の山がまだ入口の奥に控えているからである。
野辺山の峠の気温計はマイナス3℃、日当たりは良いのだが吹く風が冷たいのだろう。
道路上には雪もなく、除雪剤の塩化カルシュームが霰と見まがうばかりに白い粒を路肩に集めていた。
まさに、”春は名のみの風の寒さよ”を地でいっている感じがする。
むかしは路面凍結の難所でもあった下り道も難なく過ぎて、出発から三時間半で佐久に到着、、、、、
病気見舞いやらコメを調達して主たる用事は終了する。
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