お水取り
もうかれこれ六十年ほど前の今日奈良に行って東大寺二月堂のお水取りを見た。
その当時は世間にこの行事が知られれていなかったのか、まだ戦後の余裕のない時代だった夕方着いて駅で宿を紹介してもらえたし、二月堂の真下でも見物衆も少なく松明の火の粉を浴びられる場所に簡単に行けた。
関西ではお水取りの行事が終わると春になると言われ、故郷飛騨ではまだ雪で山々が真っ白な時期で雪の降らない奈良がうらやましかったのを覚えている。
天気予報は明日が雨だというので裏の畠に行き鍬で薹がたちかけたほうれん草を抜き耕してきた。
ここしばらくの気温は、三寒四温の季節を通り越し汗ばむほどの温かさで野菜の始末に困り、切り干し大根にしたり、知り合いに押し売りのようにして配っている。
若狭の水もどうなんだろう。
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