寒干し大根
先日テレビを見ていたら山の村の寒干し大根を知っている人が作っているのが映し出されていた。
二月の寒のさなか畑から掘り出した大根を輪切りにし、茹でた後外に出して凍らせて水分を抜きカラカラになるまで干したものを大根のない時期にまた煮て食べる保存食である。
こどものころ、父親が山の村へ行くと大抵これをもらって帰ってきたが、子供心には美味い食べ物ではなかった。
それが美味いと思ったのは、静岡に来てからだった。(ひょっとしてこれも大人の味?)
懐かしの味を思い知らされたという感じで、神岡の帰るたびどれだけか持って帰るのが習慣になってしまったが、コロナでそれも途絶え、今では味は違うがこちらでも作ることができる切り干し大根でしのぶことにしている。
今日は裏の畠に行くと、取り残した十数本の大根が薹を立て始めていたので、全部抜き地中にあった白い部分で切り干し大根づくりで午後を過ごした。
ぬくとうて春もすっかり定着した感じ、、、、、、
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