実の一つ
安倍川筋はいま山吹の花で道端が黄色くなっている。
”実の一つだに なきぞ悲しき”と言われた山吹は確かに実が極端に少ない、というかまづないといってよいほどである。
それでもこれだけ繁殖しているのは、実が飛び散ったというべきではないだろうか。
ひとっころの効率重視に社会とは相いれないものがありそうだ。
ゴルフはしたことがないのでよくわからないがテレビで何度か見ているうちに変なことに気づいた。
打ち出しからいよいよグリーンに上がるまでの飛距離はヤードでいっているのに最後はメートルで距離をしめしている。
日本が尺貫法から世界標準のメートル法に移行したのはいまから百余年前である。
しかるにいまだにヤードポンドでもの測っているのはイギリスとアメリカだけらしい。
その時からの歴史からヤードでゲームを続けているのかと思っていたら、どうもヤードで飛距離を言うのは世界ではイギリスとアメリカと日本だけぐらいだそうだ。
日本は尺貫法から世界標準変更したのになぜアメリカイギリスはヤードポンドを捨てきれないのだろうか、大国意識が邪魔した結果なのだろうか。
以前に人工衛星のドッキングでこの単位の違いが難題だと聞いたことがある。
ボルトに刻まれたインチネジとミリネジ同じ太さでも二種類のネジは機械修理の時悩まされたものだった。
今日はメートル法公布記念日とあった。
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