間違いでなければよいのだが
卯の花の匂う垣根に ほとぎすはやも来なきて
忍び音もらす 夏はきぬ
最近この歌の最後の”夏はきぬ”で論争があったとテレビは言っていた。
いまの時代では文語の意味が分からなくなって、夏が来ないと言う風に解釈する人がいるそうで、むかし人間の自分はびっくりしてしまう。
卯の花というのはウツギの花という意味であり、木の芯にコルク状の白い髄が詰まっている木の総称だと思っているが、園芸種を含めればかなりの数があるだろう。
その中でも一番きれいと思うひとつに写真のバイカウツギがある。
花の大きさ、純白の花びらなど、ウツギの中では群を抜いていると思う。
奥の細道では、白河の関を超える際に歌ったと言われる ”卯の花を かざしに 関の晴れ着かな”と言うのがあるが、この歌の中のかざしが簪を意味していると分かったのは大分後になってのことだった。
当初は太陽の光をさえぎるため翳していたのかな??? なんて。
最近また気温が高くなり熱くなったので、絨毯をへットリに変えた。
絨毯と言っても安物であるが、床暖房ではない我が家ではフローリングからの寒さを防ぐため電気カーペットの上に敷いている。
交換のため両方を剥がすと、床には細かいほこりがあり、掃き出し掃除機をかけ雑巾で拭きあげての交換だが、腰が痛くなる思いで行うとへットリからイグサの匂いが立ち上がり ”夏は来ぬ”
ちなみに、卯の花のもう一つの意味は豆腐のカス オカラのことを言うのだが、こちらは色が白いところからだといまだに思っている。
間違いでなければよいのだが、、、、。
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