縁あってのこと
先日まで点々と赤い花をつけていたザクロの花、気が付けばほとんど落花してこれ一つが残っていた。
まさに中国の詩人王安石が作った詠柘榴の”万緑叢中紅一点”をそのまま表している。
緑と赤は反対色で一番目立つ色合いだというが梅雨の中わずかな晴れ間を通して差し込む光はますます鮮やかにしてくれる。
久しぶりに古い歌手を見た。
若いころは三人娘と言われ三人の中では一番美人だったが、見る影もなく横に歌っている人の名前がなければ分からないくらい変貌していた。
同級生でもそうだが、美しいまま年をとる人はすくない。特に美人だった人は、、、、
一方でそれなりの人はあまり変わらず、品がよくなっていたりするとこの人は幸せだったんだな~などと根拠がないのに思ったりする。
最近になって思うのは、あの人と一緒になっていたら今ごろどんな人生を歩んできたのかな~なんて仮想をしてしまうことである。
こんな自分でもいくつかの出会いがあり、あわやということもあった。
人生いろいろというが、女性ばかりでなく男だって連れ合いの性格や親類などで紆余曲折してしまう。
静岡に来たのもそんな縁があってのことだし、長野へ毎年兄弟夫婦そろってリンゴ狩りやジャガイモ上などに行ったのも縁あってのことだから、、、、、、、
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コメント
岡崎在住さま
「春望」ですか。
高校時代にはよく漢詩を読まされました。
あの頃は物覚えもよく、暗記問題はよく出されたものです。
いまだにグレート メ二ィーイヤーズ アゴー、、、、は頭から抜けません。
投稿: オラケタル | 2023年7月 8日 (土) 21時42分
「祇園精舎の鐘の声」もそやけども、杜甫の「春望:國破れて山河あり」も、中学時代に国語で暗記させられたね!意外とためになる漢詩であって、今は、「白頭掻いて 更に短かし 渾べて簪に 勝えざらんと欲す」が当て嵌まる歳になってまったさな😅
國破れて 山河在り 城春にして 草木深し 時に感じて 花にも涙を濺ぎ 別れを恨んで 鳥にも心を驚かす 峰火 三月に連なり 家書 萬金に抵る 白頭掻いて 更に短かし 渾べて簪に 勝えざらんと欲す
投稿: 岡崎在住 | 2023年6月27日 (火) 18時12分