名月の意地
今日は中秋の名月。
九時少し前から小雨が降り出したので今年はうらみの名月かと思っていたら、雲を通して見ることができ、なんだか月の意地見たいたいなものを感じてしまった。
前回の満月は大きなことで話題になったが、今回は満月と中秋の名月が一緒になったそうで、これまた何年かぶりだとテレビは言っていた。
そんなことはさておき、今日は山の畑の近くから栗を拾ってきたので渋皮煮を作ってみたが、あまりの面倒くささに次回からはただ茹でるだけにしておこう。
栗の思い出。むかしむかし八十年近くも前のこと自分にも血はつながってはいなかったがおじいさんがいた。
毎年この時期になると、山で小さな芝栗を拾ってきて茹でた後糸でいくつかづつ輪にして囲炉裏の上につるして乾かした。
この時代はなんでも囲炉裏にの上の棚に乗せていたので、いまでいう保育園くらいの年頃子供にとって宝の山だったが、とても手に届くところではなく、正月になると宝の山から栗を下して、沢山いる孫たちにくれた。
うれしかったね。からんからんに干しあがった芝栗は子供たちの歯では噛み潰すことができず、しばらくは口の中に入れてふやけるのを待った。
こんな保存方法は石器時代のころからあったのだろう。
山上憶良は「栗ははめば、、、、」と歌ったが
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