抜いても抜いても
今年は猛暑が続きトマトやキュウリなど野菜の収穫が著しく落ちたが雑草の生育はそれに反比例し猛威をふるっていて、一日おきくらいに草取りに精を出しているが片隅から片付けていき一周するころには元の所の草丈が伸びている。
野菜が過保護の最近の子供に例えれば、泥んこまみれで遊んでいたむかしの子供はさだめし雑草だったのかもしれない。
最もむかしはこんなに暑くはなかったのだが、、、、、、、
先日静岡新聞のコラムを見ていたら「味、品三流、接客二流で店主の鼻高超一流」というのが全国を歩く報道陣の静岡評だったと書いてあった。そして、付け加えて静岡県人は面と向かって不満を言わない代わりに陰口として周りにささやくとあった。
まさに自分が来た当時の思いと一緒なので、自分が変わり者だとか社交性がないからばかりではなかったことのようだ。
当の静岡人の自己批評は「静岡はぬくといもんで人間が緩いし自分に自信が持てない」と言っている。
むかしから東海道の要所で人の行き来が激しかったので自然と時の体制に流されていくのか、前のことは簡単に捨て去ってきたようで由緒ある建物や文化が無いに等しい。
なんだかひ弱い野菜に似ているのではないかと雑草を抜きながらおもってしまったのが、、、
そんな静岡に溺れるように自分も静岡に移住して四十五年になろうとしている。
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