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2023年10月20日 (金)

朽ちた九七式戦車

2310185

富士宮市の白糸の滝近くに若獅子神社がある、先の大戦の折この地に少年戦車兵を訓練する場所があり、約六百人少年が戦地に送られ、戦死した少年たちを祭って建てられた神社だそうで、その境内に当時の主力戦車である九七式中戦車が展示されている。

この戦車は銘盤によると玉砕したサイパン島の地下に埋められていたのを掘り起こして持ってきたそうで中に遺骨もあったそうだ。

戦車には無数の弾痕もあり錆びてぼろぼろ状態になっているのは、破壊された後ブルドーアなどで土に埋められたせいだろうが、雨除けの東屋を建てその中に展示では酸化は防げずきゃたびらーをはじめ錆びの塊になっていた、いずれ粉々に砕け散って人々の記憶から消え去ってしまうのだろう。

 

最近ウクライナでの戦闘で戦車がいとも簡単に破壊されている様子を見るとこのちっぽけな戦車も同様だったかもしれないとおもうと戦車兵が気の毒になってしまう。実際に元戦車兵だった司馬遼太郎が書いていたが走る棺桶という表現は今も昔も変わらないのであろうか。

若獅子神社の戦車もそうだが、ハワイに展示してあった日米の戦車を見ても日本の戦車は可哀そうなくらい貧弱だった。

この八七式戦車も主砲もテレビで見る戦車と違って一メートルほどと、ごく短くチンケと言ったら悪いがみじめな大砲であり、どちらかというと機関銃が主体かと思えるような戦車であり対戦車砲でなくても簡単に貫通する装甲版しかなかったようだ。

これを見ていて思うのは、いかに人命を軽んじてきた日本軍の本質が見えて、、、、、

 

今日もウクライナとガザ地区の情勢を元自衛官がとうとうと話していたが、途中から嫌になってテレビを切った。

 

 

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コメント

岡崎在住さま
地球の歴史を見ると何度か全火球になったりと全凍結で氷に覆われたりして生物全滅と言われるほどの時代がなんどかあったが、生命は途絶えることなく続いて哺乳類が生まれ人間に至ったようです。ただその度、主役は交代しています。
そんな中人類はひ弱で脆いのであっけなく消えてしまうと思います。
エイズなどでも耐性を持つ人が出ているそうなので、多分巨大隕石が一番可能性があるのではないでしょうか。

もうひとつ、セイタカアワダチソウは自分の毒で周りの植物を殺した挙句、自分もその毒で死ぬそうですがそれが原爆や化学兵器などでしょうか。

投稿: オラケタル | 2023年10月21日 (土) 21時31分

木造住宅の場合は、使用した木の樹齢の数だけ長持ちするというけど、所詮百年単位やろね。ましてや、鉄なんぞは酸化劣化して土に返る運命で御座んすね。明治、昭和、平成で築き上げた人類文明も、「記憶、記録媒体」である書物や電子サーバの消失、焼失、損傷、破壊されれば、きっとどんな文明があったのか分からない跡も残らずの「きれいさっぱりの将来」ですわな。あっ、「人類滅亡の7つのシナリオ」として、以下があるそうで御座んすよ^^;

1)地球環境の変化
2)地殻の変動(地球の寿命)
3)小惑星(巨大隕石)の激突
4)偶発的な核戦争
5)世界規模のテロリズム
6)遺伝子改変された病原体の拡散による感染症の世界的大流行(パンデミック)
7)人口爆発や気候変動による食料や水資源の枯渇

投稿: 岡崎在住 | 2023年10月21日 (土) 12時13分

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