控えめに
花の名前は”関屋の秋丁字”という意味不明の名前で覚えたが、理由は関所の傍に咲いていた花のかたちが丁という字に似た花という意味だそうだ。
紫蘇科の仲間としては大きい花だがほかの花に比べるとごく小さいので草むらをかき分けて見つけることが多い。
今日もほのかな青紫の長い花を風に揺らし、それこそ草場の陰からといった印象で、控えめに主張しているように見えた。
岸田首相という人は、本当に分からない人である。
首相になった当時は前とその前の首相とは違って「国民の声に耳を傾ける」と言っていたので、もう少しましな政治になるのかと思ったが、単に声を聞くだけのひとだったようで「異次元を連発したがどれ一つ成果を上げていない」
そのため、支持率は下がる一方、回復を狙って内閣改造してもその効果はなくマスコミによっては20%前半の支持率しかないという惨状である。
その結果、今日行われた衆議院議員の補欠選挙では首相や公明党山口代表をはじめ大物議員がテコ入れし、急遽減税という人参をぶら下げたにも関わらず長崎選挙区でこそ議席は守ったが参議院高知徳島選挙区では野党に議席を奪われた。
そもそもこの減税は、所得税をたくさん収めている人にとっては効果はあるのかもしれないが、物価上昇で生活に四苦八苦している低所得者には何の効果もない。
いま海外から観光に来ている人たちは日本に来てモノの値段の安さに驚いているのは円安のせいである。
アベノミクスや黒田バズーカーで紙幣を増刷し大企業擁護のために円安に誘導したためこの惨状になったのだが、それを改めようとしても保護政策になれた自動車業界など輸出関連企業体質が落ちて踏み切れないでいる。
そのしっぺ返しが選挙でようやくできそうだが、首相には衆議院解散は出来そうもなく任期切れまでうじうじと続けるしか選択肢はないのだろう。
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