羽二重姿の富士
おとといの雨は富士山頂に大量の雪を降らせたらしく今日の午後になって見せた姿か、羽二重の花嫁衣裳を着たように真っ白な姿で顔を出していた。
こちらから見た姿は手前の山が邪魔をして何合目まで白く化粧をしているのか分からないが、風で吹き飛ばされて黒い地肌が全然見えないのはよほど大量に積もっていることを表わしている。
今日は老衰でほとんど意識がないと言われている人の見舞いに行ってきた。
昨年までは病院へ見舞いに行くことがはばかれていたが先日岐阜県の姉を見舞いに行った時より簡単に病室まで行くことができた。
病室に行くと人違いかと思うほど人相が変わって横たわっていたが、こちらから声をかけると嬉しそうに応対してくれ、聞いていたほどひどい状況に感じられなかったのは患者の気分がよかったのだろうか、しかし、10分ほどしたら疲れたらしくそのまま目をつむってしまったのでそれを機にそうっと退出してきた。
帰り駅ビルで少し買い物をして、、、と歩いてきたのだが、それこそ静岡一の繁華街を歩くのは一年以上なかったのでその間にも店の入れ替えがあったらしく「あれあの店は、、、」や「こんなところに、、知らなかったよ」などと話しながら途中から地下道に降りたのだが「ここはどこ?」と思うくらいシャッターが下りて人通りもなくなっていた。
これもコロナ禍のせいなのだろうか。
なんだか賑わう表面の地上とさびれた地下街の差が大きさが映画でも見ているような錯覚を起こさせてしまった。
| 固定リンク
コメント