大晦日
2023年が静かに暮れていく。
三合と少しの酒に大きく酔ってしまった。気が付けばNHKの紅白歌合戦を連れが入れていた。
なんだか人間(子供)が楽器のようになって歌っている、もちろん歌詞なんて分かるわけはない、ただ騒音でしかない。
酔った頭にはつらい。
そのむかしなら、早めの風呂に入るところから大晦日は始まり、ぶりを食べて年をとり、新年を迎えるため紅白の歌が終わると雪駄をはいてお宮さんに向かう。
雪駄の下はいまでいうパウダースノー、キュッキュッと踏みしめる音を立てながら袷に羽織を羽織って知った顔を見ても年が明けるまで挨拶の口はきかない。
遠く近くのお寺から除夜の鐘が鳴りだす、いよいよ今年も終わるという荘厳な感じ、、、、消えて幾年。
十一時が限界の瞼はとてもじゃないが新年を起きて迎えることができない。
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