所変われば
山の畑のハッサクが熟れてきたので「そろそろ採りごろだから、明日にでもどう?」って言ったら、隣に駿河エレガントを栽培している山仲間が「二月八日は山仕事しないことになっている」という。
「へえ~そんな決まりごとがあるのかね」「昔からそういわれていておじいさんの時代でもそうだったよ」
「自分も飛騨では山に入っていたが、あちらではそんなこと聞いたことがない」「こっちだけの風習なんかね」ということで今日は裏の畠を耕してきたが、先日来の雨で土が柔らかくなっていて作業がしやすかった。
気になったので”今日の暦”で検索してみたら、二月八日は「事の八日」と言って江戸時代ころ「事始め 事納め」と反対の言葉を並べて書いてあったが、どうやらそれに関連した風趣のようで各地でいろいろと違った伝統行事があるらしいことが分かった。
ただ、”山に入るな”というのはなく、この日から畑を耕すという東北の風習があるそうで、、、、、
飛騨でこの行事が聞かなかったのは、降り積もった雪のでこの時期は何にも出来なかったことだけは確かなようで何も声高に言う必要がなかったのだろう。
所変われば中身も変わるの例えがまた一つ分かった。
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