春闘
いまから六十年ほど前のころ春闘真っ盛りで中央での交渉が進まず、四月に入るとストライキの準備に入り船津祭りがある二十日過ぎころにようやく妥結したもので、毎年のようにストライキが無ければ解決せず、時には五月にずれ込んだが、いつも要求満額とはいかずガリ版刷りの闘争報告は「涙を呑んで、、、」と書いてあった。
それが今年の春闘は様変わりしたようで組合の要求に満額回答するとした企業が大手を中心にいくつか出ていたと思ったら、要求以上を検討しているという会社さえ現れたというから驚きである。
名目は賃上げしないと優秀な働き手を確保できないというが本当は内部留保をたくさん持っていたとか、価格を転嫁できる大企業だからであろう。
価格転嫁は物価の上昇を意味し価格転嫁出来ない中小企業 零細企業や年金生活者には苦しい先行きが目に見え、貧富の格差はとどまるところを知らない情勢である。
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