けつをわる
若いころ会社で「けつをわる」という言葉をよく聞いたような気がする、仕事を途中で放っぽりだしたり、会社をふいっと飛び出して逃げるようにやめたりした場合に使われた。
鉱山で働く人は全国から高給を目当てに集まってくるようで、自分がいた当時奈良県出身だけがいないと事業所の新聞に載っていたことある。それくらい網羅して集まるため各地の方言が入り乱れていて「けつをわる」という言葉もどこかの方言かと思っていたら、どうっもそうではないらしいとのこと、、、、
「けつをわる」のけつは当然尻のことと思っていたが、中には”欠”であるというのもあったが、自分は聞いた当時から”尻”としか考えられなかった。
「尻を割る」と言うことはその当時辛抱が足りなく自分勝手なことといわれ、尻を割るのは恥ずかしい事であり孫をはじめ後輩などには、「どんな仕事でも三日、三月、三年辛抱すれば仕事に面白みが出てくる」と口癖のようにして言った。
しかし、一番下の孫が就職した昨年には「嫌になったらいつでも辞めてこい、まだ若いからやりなおしがきく」と今までと真逆なことを言ってしまった。
時代は変わった前からも「成田離婚」などと言って新婚旅行から帰って来た途端離婚するケースなども報告されていたが、昨日のテレビで入社した次の日に会社を辞める人がかなりいて、それを会社に伝える業者さえあるとか、、、、、
人手不足もあって、再就職の道がかなりあるところからできることであるからであろう。
自分の場合、親や兄弟の面倒を見なければならないという義務感が先に立って、定年まではこの会社で頑張ろうとよそ見する考えは毛頭もなかった。
しかし不思議なもので、その会社が希望退職を募った際には真っ先かけて退職し、その後二つの会社をへて独立したのは、、、、、、
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