カペッサ カリエンテ
九月初めに大根の種を蒔くところに苦土石灰を入れに行ったが、あまりのも雑草が生い茂っていたので大きめのものだけでもと引き抜いてみた。
小一時間炎天下の作業となったが汗まみれ、水を飲んではいたがどこかで七十代の人が亡くなっていたというニュースを思い出し早々に帰って来た。
家に帰ってから水風呂に入り体熱を下げるため首筋にシャワーを当てて冷やすこと5分気持ちよかった。
もう四十数年前、ペルー山中標高4,000m超えるアンデス山中で仕事をしていたが、三十代の若さもあって思うように現地の人が働いてくれないことに腹を立てた。
すると向こうの人は小さな声で「インへ カペッサ カリエンテ」と言っていた。
インへは技術者を意味するインへニョールの略であり、カペッサは頭 カリエンテは燃えているという意味になり「頭に血が上っている」という意味でいっていたようだ。
今日のように暑い太陽に身体が熱を持ってしまうのとは少々意味が違うが、”カペッサ カリエンテ”はこちらの方が当てはまるのではないかと冷や水に当たりながら思ってしまった。
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