くわばら くわばら
今日は大正九年に発生し東京直下地震を起こした災害を機会につくられた防災の日であったが、それ以来巨大な地震がいくつあったのだろうか、幾人が犠牲になったのだろうかまさに地震大国日本である。
その防災の日も先日来台風十号に関係する大雨被害のため忘れられてしまっていた。
夜になってNHKでは今年一月一日に起きた能登地震で倒れたビルの検証が放送されていたが、長年地質調査で建物の支持層を確認する仕事をしてきたものにとって、一つの疑問が解明されたような気がした。
大きな建物では支持層まで杭を打ち込んでその上に建物を建てると万全だ見たいな考えが建築学会を中心になされてきたが、自分としては軟弱地盤が水だとしたら支持層から何十メートルも上に高層建築が立つとかなり不安定なものになるのではないかと思っていた。
地下の杭同士は横の連結がなされていないのだからかなり横揺れは激しいものになり途中で折れたり破壊されることがあるはずと、、、、
まさにそれが実際に起きたような解説になっていた。軟弱地盤では横揺れが拡大され杭が破壊されるとしたら免震構造だとしても安心だとは言えないことになる。
高層ビルが乱立する地震国はどうすればよいのだろうか。
隣に高層建築があれば机の下に防災頭巾をかぶってもぐりこんでも「くわばら くわばら」と頭を抱えているだけでは防災に何お助けにもならないのかもしれない。
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