フジモリ元大統領
ペルーのフジモリ元大統領が亡くなったという報道がなされた。
報道によると1938年生まれの二世だそうだが、そうなると自分より一歳年上と言うことになるのだが印象ではもっと年上のように感じたのは、彼の波乱万丈の人生にあったためだろう。
第二次世界大戦中は子供ながら敵国扱いで苦労したことだろう。それが、大学教授から大統領に、その後日本に亡命しチリに行ったところで逮捕され20年余り刑務所に収監されつい最近病気もあって釈放されていた迄は聞いていた。
1996年ペルーで起きた日本大使館占拠事件の先頭に立って人質解放を127日間指揮し強行突破し日本人72名を含む100人ほどの人質の解放した功績は大きかった。
この事件は鉱山を退職して十八年後のことであったが人質の中に何人か顔見知りがいたことで事件の推移を心配してみた記憶がある。
当時フジモリ大統領は54歳だったが学者上がりの人にしては肝っ玉が据わった人だったように思う。
新聞によるとペルー政府もその功績を認めて国葬に近い葬儀にするそうだが、、、文字通り恩讐の彼方に消え去ろうとしているかれに安らかな冥福を祈る。
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