敬老の日に
”人生わずか五十年 化天のうちに比ぶれば、、、”と歌ったのは敦盛という平家の公達をうたった一節
西郷隆盛をはじめ明治維新の功労者たちが名前の後ろに翁をつけたのは五十代になるかならないかの年頃だった。そして、1945年敗戦の年になっても戦争で若者が死んで平均年齢は五十代のままだった。
それが今では八十代半ばに急速に伸び、静岡県内だけ取っても百歳以上が3000人近いと報道されている。
自分で自分のことができる健康年齢と言われるものは男で八十一歳とかで自分はその歳を越えてまだ畠仕事に出かけられるのはありがたいことと思っている。
そんな自分にも先日町内会からお祝いを夫婦それぞれにもらったのだが、町内会の敬老会出席はことわった。
老人会には人徳というか友達がいないせいかまだ誘いは受けたことがないので知らない人ばかりの会合にはいく気がしないからであり、聞いたところ出席者は一割程度だったと町内会関係者が言っていた。
歳をとると何を言ってもにこにこと笑い円満になると言われるがそれは表面的なこと、わがままで偏屈 強情 いじわる爺さん婆さんがほとんだということは老人ホームやケアハウスの人が言うが人間の本性はそんなところで、歳をとってそれ迄理性で封じ込んでいたものが弾けてしまうのが年寄りである。
にこにこ笑っているのは、多分「どうでもいいや」と思うか惚けた人くらいであろう。
ともあれ敬うことなどさらさらない敬老の日 敬われることをしなかった年寄り
せめて作り笑いでにこにこと
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