短い秋
今年最後の紅葉と思われる紅葉を安倍川中流の真富士の里で見てきた。
葉を落としたクヌギ林のなかにもみじと満天星ツツジの真っ赤にそまった葉と疎らながら実をつけた南天は短い秋の最後である。
やっと一か月前までは暑い暑いと言っていたのに急速に冷え込んだ今年の秋はいつもよりぐっと短かかった。
これからこんな短い春と秋が繰り返されるのだろうか。
そういえば今日が忠臣蔵で赤穂浪士が吉良邸に討ち入りをした日と言うこともあって何年か前までは忠臣蔵が毎年のように演じられてきた。
その忠臣蔵が最近では知らない子供の方が多いそうだ。
歌舞伎を中心にあることないことを盛り上げて事実とは全然違う物語にして、国民的などとTVで言いはやしてきたがさすがに粗が目立ち過ぎたのかもしれない。
吉良家が治めてきた愛知県では吉良上野介はいまだに名君したわれてきたのに比べると、お坊ちゃんの浅野内匠頭や大石内蔵助はあんなに持ち上げられる人ではなかったようだ。
歴史検証はこの程度としてシリアを追われたアサド元大統領はロシアに亡命したそうだが元盟友だったプーチンに対してどんな感情を持っていることだろう。
「殿 ご乱心めさるな」と言ってもあまりにも豪奢な生活をしてきた身にとって亡命と言う厄介者扱いの生活は、ロシアの寒い季節風以上に身に染むことだろう。
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