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2025年5月 7日 (水)

米騒動

先日長野で宿を借りた友人宅での話し、自分は全国鉱山労働組合の一組合員として安保闘争のデモ隊に加わり国会前でデモ行進に参加したが、一歳上の彼はどこのセクトだったか聞かなかったが樺場美智子さんが亡くなった前日に現場にいたそうで、二人の感想はいまの若者は何事にも怒るということがなくなってしまったな、、、と言うことで一致した。

 

弥生時代に米が日本に入ってきてから紆余曲折はあったにしてもコメは日本人の主食であり続けた、

自分の記憶でも戦後しばらく続いた食糧難や平成五年の冷害による米不足を経験しているが、昨今のような米不足は理解できないでいる。

江戸時代以来天災による米不足は度々あったが、そのたびに米業者が値段を吊り上げるため米を隠したりしたため、怒った庶民が打ちこわしを含めた米騒動を起こしている。

一番近い例では大正七年、富山県の主婦を発祥としている米騒動が全国的に広がり政府が乗り出すまでに大きくなったのも、一部業者が買いだめに走ったためと云われている。

昨年の米の収穫高は平年作といわれながら米の値段は急上昇し、今年初めに二十一万トンの備蓄米を放出したのに米価は下がらず、その後二度にわたっての放出も効き目がなかった。

その原因として最初の米の放出を落札した農協がどこかに隠しこんでいて、市場にはわずかしか出回っていないことが明らかになっているがその理由と対策をやっと今ごろになって首相が指示したと新聞に書いてあった。

なんだか農協は農家や国民のことを考えずむかしの打ちこわしっを受けた悪徳商人のような役割を果たしているような気がしてしまう。

集票能力から、むかし”農協さん”と言われたころの政治圧力団体から地に落ちた権力の回復を狙っているとしたら、米離れ、農家離れがさらに進行していくことになると思うのだが、、、、、、、、、、

 

 

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