残念
もう七十年近くも前の話しになるが、自分たちが鉱山に就職した当時火薬の取り扱い、岩盤が剥がれ落ちる落盤事故、立坑への墜落など一つ間違えれば大けがどころか命に係わる事故にあう可能性があり、それを思い知らせる意味もあってこん棒で頭を叩かれたものもいた。
これはいわゆる”愛のムチ”と肯定的にとらえる向きもあるが、手子(手元)が怪我をすれば後味が悪かったり責任を問われたりするためもあってのことだった。
しかし、いまの時代これらは一切で駄目だという。
パワハラ セクハラ 何とかハラスメントで警察沙汰になりかねないからであり、一般社会でも中間管理職はこれらに細心の注意を払わなければならないため、昇進をしたくないという人が増えているそうだ。
現地採用の従業員は少しでも早く本社採用の職員並みになりたくて胡麻をすったり、仕事ぶりで評価されようと互いに競ったり讒言したりとした時代がもはや夢物語になってしまった。
そのおかげというのだろうか、いわゆる社会常識やしつけの欠如がいま問題になっているようだが、今の若者が何十年か後にはまた同じような嘆き節を語る世の中になると思うと、その時はそんな社会体制になっているのだろう。
そんな時代を見ることができないのが残念と言えば残念。
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