権威の言うこと
「来たる七月五日午前四時十五分に大災害が起きる」と自分とどっこいどっこいの女性が訪ねてきた折りに話した。
調べて見たら漫画のなかでの話しであり科学的根拠など何もない話しであるが、香港や台湾などでもSNSを通じて拡散しているとのことで、有名な風水師までがお墨付きを与えたため、航空会社の中にはこの話しから減便したところもあるそうだ。
そんな話を聞いて、神戸の地震や能登半島の地震のように予期していない場所での地震があるから絶対とは言えないが、七月五日説で賭け事をするなら、何も起きない方にかけても良いと答えておいた。
なにしろ、ノストラダムスの大予言が全く的外れだったこともあり、根拠のない予言は当たるはずがないからである。
近頃選挙などでもSNSによるフェイクニュースをまともに取り上げる人が増えていて、選挙などにおおきな影響をあたえ、まともに言えばNHK党などの荒唐無稽な話しに同調することが不思議でならない。
自分の判断力を他にゆだねてしまう社会の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。
東京大震災の折にはデマで多数の朝鮮人が殺され、太平洋戦争では新聞などの主張で国民が先鋭的になり戦争反対の声を上げれば非国民という名の下身の置き所をなくしてしまった。
そういい名が自分だって大きな波の中では正常な判断をなくすことがあるだろうが権威の言うことには一応疑って聞くことを心掛けている。
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