サンマされど秋刀魚
「久しぶりにいいサンマがあったので買ってきたよ」とのこと。夕食にそれを焼かれて食卓に並んだ。
最近では見るも哀れなサンマが多かったので買う気になれなかったのだが、焼きあがったサンマは懐かしの香りをこれ見よがしに近所中に漂わせていたのではないだろか。
「秋刀魚 苦いか塩っぱいか」の歌で有名なサンマは以前はサバやイワシと共に大衆業と呼ばれており、秋になると鉱山の社宅中がこの煙の中に入っていたと言っても過言ではなかった。
この煙と香りが漂い始めると腹をすかせた子供たちが遊びをやめて家に帰ってきた。
南米で仕事していたころ、なんでもかんでもオリーブ油でいためた川魚しか食べられなかったし、もとより秋刀魚の採れる国ではなかったので「家に帰ったらジユッと焼き上げたサンマに大根おろしを絡めて食べるぞ」ッというのが常だった。
そのくらいサンマは好きだった。
そして今夕のサンマはまず腹の方に苦いところから食べ始め、最後に残ったのは焼き過ぎた尻尾のみ、、、、
きれいに食べ終わって今年も満足。
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