2024年4月20日 (土)

若葉

”あら尊うと 青葉若葉に ひのひかり”

”目に青葉 山ほととぎす 初がつお”

 

どっちがいいのかなあ~なんて考えながら山の畑の階段を昇って行く、前は一気に350段ほどの階段とその先の急坂を踏破できたのだが一昨年あたりから途中で息継ぎの休憩が必要になった。

山の上には甘夏が実っているので、あした長野から連れの妹夫婦に付随して子供たちや友達が貸し切りバスで静岡にやってくるというので甘夏とお茶の用意をするつもりで準備に入った。

山道はいま若葉が柔らかい匂いをさせているはずなのだが鼻が慣れて感じない。

むかし、鉱山の通洞近くに出てくると若葉の匂いをと共に柔らかい風が吹き込んでくるを至福という感じで肺の奥一杯に吸い込んだものだったが、、、、

 

そういえば、むかし「若葉」というたばこがあったが(いまでもあるのかな?)こちらは煙をもうもうとたてて食堂が霞んでいたが、今では夢のような情景であり、名前とはかなりかけ離れていたもんだ。

 

 

 

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2024年2月11日 (日)

剪定

山の畑のハッサクが熟してきたので今日は50kgほど収穫した。

昨年はいままで見たことがないほど実をつけなかったので肥料や地面の手入れをしていたが、おととし同様に大豊作の様子なのでその反動が出ないか、たわわに実ったハッサクを見ながら心配している。

果物には成り年とそうでない年が交互に来るが、玄人はその差が少なくなるよう手入れをㇲしているが、素人の自分にはなかなか難しい。

「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」という言葉があるように木によってその手入れ方法があるが、長野に住む友人が言うには「剪定は他人がするのが良い」と言っていた。

自分の家のリンゴの選定はいまが時期だが、自分家のリンゴの木を見ていると選定しなければならない枝を大胆に切り落とすことができず、結局は実をつけすぎて小粒になってしまうそうだ。

 

何事も思い切りが悪いと岸田総理のように閣僚の首がなかなか切れず国民の支持率を下げてしまうのとよく似ているように感じてしまう。

 

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2023年10月 4日 (水)

マルバルコウソウ

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熱帯には絡みついて宿主を絞め殺す植物もあるそうだが、つる性の植物にはそんなものが多く、特に外来植物には天敵が少ないため異常繁殖を起こした結果植生に大きな変化を与えるということがままあるそうだ。

写真のマルバルコウソウもその一つである。

可愛い顔して繁殖始めると中々の強者ぶりを発揮しトウモロコシなどに絡みつくほか、一度根付くと取っても抜いても絶やすことが難しい草でもある。

またアメリカなどでは秋の七草のひとつでもある葛が侵入植物として手を焼いているとも聞く。

 

植物の場合は何とか修復できそうだが、人間の場合はことさら話が難しくなる。

ウクライナ西部にロシア系住民が多かったのは、ソビエト時代の移住政策にあったようで、そのことを理由にロシアが自国民保護を目的として占領を強化した。

第一次大戦の折のロシア出兵、満州国など日本も同様なことをしてきたが、同じように無理な理屈はいつまでたっても絶えることがないと言っていいだろう。

その度に、「地球よりも重い人命?」何万と失われていく。

 

 

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2023年8月16日 (水)

竜巻か

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歳をとると何でもかんでも今様から後れを取ってくる。

平成 令和と流行には乗り遅れてAIにはついていけないし、歌も曲調はもちろん歌詞までが訳が分からなくなってしまった。

そして、台風は東奔西走して進路が定まらず確率が高くなって進路予想が格段に上がったと言っていたが、毎日のようにに死に連れていった。

昨日の午前雨の小止みを狙って友達の家に行ったら急に激しい雨が降り出した。

その降り方はバケツをひっくり返したようにという言葉その通りで、付近は飛沫が立ち込めたかのようだった。

その雨はものの五分と経たずおさまり、すぐに影法師ができるほどに回復したが、テレビのニュースを見るとその時間に安倍川沿いに竜巻が起きていたことを知った。

そうなると、あの時の大雨は川から巻き上げられた水の落下点にいたのかもしれない。

 

そして、むかしなら”台風一過”と言う言葉があって台風の翌日は真っ青な青空の下 清々しい朝を迎えたものだが、八時すぎから大雨注意報をはじめ波浪、土砂災害など各種警報が同報無線や携帯電話で知らせてきて、避難せよという。

その割には我が家は大したこともなかったが、、、、、、、、

”亀の甲より歳の功”という経験則は次第に通用しない世の中になったようだ。

 

 

 

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2023年7月11日 (火)

蜂のムサシは

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「今日の静岡は36,9℃だって、うだるよね~、、」

裏の畠では今の季節に造り物が一斉に実り、毎日採り入れに行っているが、たまに見落としなどがあってキュウリのお化けや皮の固いナスで往生こいている。

いっせいに採れるものは二人所帯には手に負えず、近所も迷惑だろうと思うと、、、、、、始末に困る。

「来年から植えるものを少なくして、、、」というが、もし枯れたりするかと思うとついつい余計に植えてしまう。

今日も今日とて、あまりの暑さに生り物もぐったりしているので午後になって日差しも弱まったころを見計らって水撒きに行ってきたがついつい雑草が目に入って何本か抜いていたら肘にチクンとした痛みが走った。

何事ならんとひじの裏側を見たら足長蜂が二匹一センチほどの針を刺してぶら下がっていた。

雑草ばかりに気が行っていてハチの巣に気が付かなかったため、刺されたのだが刺した針が抜けないようで羽ばたきをしているが逃げられずにいる。

蜜蜂は差した針をそのままにして逃げていくと聞いたことがあるが、足長蜂がこんな状態になるなんて初めて知った。

仕方ないので鉢をつまんで引っ張ると針を伸ばしたまま抜けたが、飛べずに地面に落ちてもがいていた。

 

夜になってテレビはセルスターズが往年のヒット曲「蜂のムサシは死んだのさ」と歌っていた。

国家権力に立ち向かう学生運動を歌ったものと解釈されているが、、、、、、

自分を刺した足長蜂、その後どうなっただろうか、、、、、

巣を守るため自分の何百倍もある人間に向かって果敢に突撃し一矢を報いた後自分の巣を見上げて果てたと思うが、      案外針が体内に戻って元の巣に収まっているのかも、、、

 

ハチの巣の将来?  いずれ大きくなってから食べようかな????

 

 

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2023年5月15日 (月)

水もしたたる

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「いずれが文目か杜若」美人をほめる際に使われた言葉だが、ちょっと見には穴痔ような花で区別がつきにくいところから、「どちらも綺麗ですよ」といって傷つけないようにしている。

文目と杜若の区別として覚えているのは、文目は花びらの付け根付近に筋が入り水辺から離れていても育つそうだ。

昼近くになってこちらでも雨が上がり雲の切れ間に青いところが見受けられた。

ここ何日も雨に降られ外に出る機会もなかったので、早速外に飛び出して裏の畠の様子を見に行った。

その途中、いつの間にか田植えも済んでいた田んぼの横に文目がまだ雫をつけたまま立つ姿は、むかし好みの美人に見えてしとやかな風情を添えていた。

さしづめ、水もしたたるいい女というとこか。

 

 

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2023年5月 4日 (木)

スイカズラは

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山の畑に行って今年最後の甘夏の取入れと肥料入れ、そして、下草刈りを行なってきた。

肥料を担いで340段以上の階段を上りその先の山道を高低差20mを登りきるのはにはさすがに二回休まないと登りきれなくなった。

残った甘夏は10kgほど肥料の代わりにリュックに収め、残りは枝から外して捨てた後、下草を刈るのだが気に掴まって立ち上がるつる草が一番甘夏の木の害になると言われたので、枝先に絡みついたスイカズラなどを根から掘り上げて引っこ抜く。

スイカズラは別名忍冬と書くのは生薬として使われる薬草なのだが、蜜柑に絡みついたスイカズラはそんなこと言っていられない蔓草である。

夏を思わせる陽気の中一連の作業で汗がびっしょりと出る。

 

今日は”みどりの日”と言うがスイカズラや下草にとっては災難のひであろう。

 

 

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2023年4月28日 (金)

花橘も

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駿河路は 花橘も 茶のにほい    ばせう

 

柑橘類の香りは爽やかさの代表として化粧品のほか多方面で好まれているがその香りを上回る茶の香りで駿河路はみちている。、、、、そうだ。

昨年はその前年が豊作だったのか、それとも気候が悪かったのかミカン類の実のつけようが極端に悪かった。

そして、今年は木が真っ白になるほどの花が咲きちょっとこれからの作業が思いやられる状況のようである。

長野でリンゴを生産している友達が言うには「剪定と摘果は他人に任せた方がよい」と言われているといった。

生産者は非情の心をその木に対して持ちすぎているため、どうしても余計な枝を切りきれなかったり、摘果も遠慮した結果、粒の小さいものしかできないような状況になってしまうからと、、、、

行政改革や経営方針の変更の際にもこれとよく似た現象が起こり、中途半端で終わることがあるがこちらの選定や摘果は犠牲になるのが人間だということになる。

 

 

 

 

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2023年3月30日 (木)

菜の花に

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蝶々 蝶々菜の花にとまれ

菜の花に飽いたら さくらにとまれ

  

うらうらと太陽からの光を浴びて菜の花畑は芳香を放っている。

その上をいくつかの蝶が舞い立っているがなかなか花に掴まろうとはしない、多分舞い乱れているのは花より団子ならぬ異性なのではなかろうか。

今飛んでいる蝶は越冬していたもので、子孫を残すことに懸命な様子である。

歌の文句のように、この後さくらに行く蝶は卵を産む葉っぱではないのでいないはずである。

子どもの頃は、この歌の文句通りに桜に群れる蝶を探した覚えがあり、、、、、、

 

 

 

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2023年3月22日 (水)

早蕨で

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例年、春の彼岸の中日になるとワラビを取りに行くようになっているので今年も出かけてみた。

ここしばらくぬくとい日が続いてはいたが、雨が降っていないのでどうかなと思いつつ支度していくと、細いものばかりだったがすでに呆けているものもあって、例年どうりかやや早い芽吹きであった。

フキノトウに続いて春の息吹、今年は採る人もいなかったようであちこちに配るほどの採れようだった。

タラの芽は、長柄の鎌を持って行かなかったので次回ということにして今日は早蕨で一杯。

 

帰ってきたら野球のワールドカップの決勝戦が七回表の攻防で盛り上がっていた。

八回にはホームランで一点を追加され三対二と詰め寄られたが、九回表を無事切り抜けての優勝でおわった。

考えてみれば、日本勢は予選から一回も負けることなく頂点に立ったわけだが、野球フアンのみならずにわかフアンも含めて理想的な形で頂点に立ったわけで、日増しに熱狂の渦は高めまっていった。

久しぶりの明るい話題も今日でおしまい。また次の明るい話題が欲しいものだ。

 

 

 

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