2020年2月10日 (月)

十六夜の月煌々と

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十六夜の月が、こうこうと輝き屋根瓦に反射する。

なんとなしに不気味な感じがするのはこどものころの話しに由来するのかもしれない。

 

むかしむかし、というだけでいつのころかわからないほど昔なのか、やっとこの間のことかわからないが飛騨のうれの山奥でのこと、親類のうちで寒造りのどぶろくをしたたか飲んで、止めるのも聞かず家に向かって歩き出したがどんだけ歩いても家につかない。

不思議に思って空を見上げると頭の真上にはまん丸いお月様があり、その光が藪の中に潜んでいるムジナを浮かび上がらせていた。

「こりゃ、悪さをすると承知せんぞ!」って怒鳴ろうとしたが声が出ない。

恐ろしゅうなって、逃げようとしたが足がもつれてよたよたとして前へ進めない。

いいようにムジナになぶられ、、、、

夜が明けて帰ってこない御亭(ゴテ)を探しに来た”かかま”が見つけた時には丸裸で地蔵さんに抱きついてなんやら分けのわからんことを言うとる無様な男になっていたそうな。

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2020年2月 6日 (木)

嫌われ者

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そのむかし、飛騨にはいなかったのかいても知らなかったのかヒヨドリという鳥を知らなかった。

富山県の民謡、こきりこ節の一節に”向かいのお山でなくヒヨドリは 啼いてはあがり 啼いてはさがる”というのがありどんな鳥か、、、と想像するだけだった。

それが、静岡に来てから初めて知ったのだがけたたましい声で人が来ると警戒し、メジロがえさを食べていると追っ払い、畑のキャベツやブロッコリーをついばんで傷だらけにしてしまうなど良い印象が一つもない鳥になってしまった。

かれらも、生きるがためには仕方がないのかもしれないが人間から見た印象は良くない。

今日も今日とて向かいの軒下にまで来てこちらの様子をチラ見しながら油断するのを待っている。

 

新型コロナウイルスで今日もテレビはにぎわっている。

豪華客船にいた3,700人からついに20人の保菌者がみつかり、桁は違うが日本は中国に次いで世界2位の感染大国になってしまった。

それにしても、この保菌者は香港で下船した一人の男からうつされたのだろうかそれとも二次感染 三次感染なのか、その伝染力はかなり強いようだ。

まだ、全員の検査は終了していないのでこの後さらにどれだけ増えるのかわからないが、これでお終いというわけはないだろう。というのが一致した見方のようだ。

今回は、豪華客船という閉じ込められた中で起きたことことなので、隔離もできているようだが、もし、一つの市や町で起きたとしたら、中国を笑うわけにはいかない。

感染を確かめるため二週間の隔離といいうが、飛行機で中国から帰った人たちを含めて、施設内の一室に閉じ込めておくというのは精神的にダメージが大きいとこれまたコメンテーターは言うが、同じようなことで日本が批判されている警察の取り調べで長期にわたって留置所に入れられている容疑者はそれ以上の苦痛を耐え忍んでいることになる。

中には1年を超す人もいて、もしその容疑が冤罪だったとしたら、その精神は壊れるのが当たり前の世界であろう。

そういう観点からすると、最近では籠池夫妻など驚異に値する人と言わざるを得ない。

 

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2020年2月 5日 (水)

待ち伏せ?

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今日も今日とて庭のメジロ。

猫が物置の上にうずくまっているのを知らないわけではないと思うが、2mとは離れていない桜桃の枝で一休み。

みていて、”待ちぼうけ”のうたをおもいだしてしまった。

待ちぼうけ 待ちぼうけ ある日せっせと野良稼ぎ

 そこへうさぎが飛んで出て ころり転げた 木の根っこ

いぜんにも労せづして小鳥を捕まえたことでもあったのかい、、、、猫さん。

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2020年2月 1日 (土)

だれかさん

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だれかさんとだれかさんが藪の中

   いちゃいちゃしている いいじゃないか

 

連日我が家のハッサクを食べているメジロたち。

今日も腹いっぱい食べたあとちかくの葉が落ちた桜桃の細かい枝の間入ってひとしきり毛づくろいなど愛情を確かめ合った後寄り添って眠ってしまった。

ここなら意地悪なヒヨドリも来ないと踏んでいるらしいのだが、パパラッチのようなおじいさんがカメラで何枚も映していた。

全く油断も隙もできない世の中だよな。

 

今年もはや一か月が過ぎ去った。

「月日の経つのが早いもんだ」とおもっていたら、「一月は長いよね」という人がいて理由を探ってみると正月の支度でちょっと使いすぎて家計が苦しくなっているらしい。

年金は偶数月の15日なのでまだ半月は我慢しなくてはならない。

早く次の支給日が来るには、一月が早く終わってほしいということに尽きる。

近年物価の上昇に加えて消費税の増税と、年金の実質は低下の一途、「そんなに贅沢はしてないんだけど」と恨み節。

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2020年1月31日 (金)

縄張り争い

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ピーヒョローと啼くトンビの声で裏を走る国道一号の高架に立つ照明塔の上を眺めると、二羽の鳥がとまっていた。

この場所は、時折トンビがとまっているところなので、もう一羽は何かなと思って目を凝らすとカラスであった。

このカラス、よほど気が強いカラスのようでちょう身体の大きさが倍に近いトンビに向かってちょっかいを出している。

口を開けて頭をまえうしろと動かしてみたり、隙あらば突くぞというような仕草で挑発している。

それをうけて、トンビのほうは微動もしないで時折鳴き声を上げたり睨み返したりと応酬している。

なんだか見ていると最近覇権争いをしているアメリカと中国か、映画で見やくざの縄張り争いのように見えてきた。

結局のところしびれを切らしたかのようにトンビがカラスのほうに飛び上がっていくと同時にカラスも斜め下に飛び下がりそのまま両方とも飛び立って元の場所に戻ってくることがなかった。

人間界でこのような事態はどう解釈するのだろうか、、、、、。

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2020年1月30日 (木)

ご常連

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この冬はあったかさが普通でないようで、庭の木の枝に刺しておいたハッサクが長雨もあってカビが生えてきた。

この雨の間中、メジロが食べに来ていたのを知っていたので木の枝から外して下に落としたのだが、山には食べるものがないのか落としたハッサクに番いで食べに来ている。

ちょっとかわいそうなので別なハッサクを代わりにおいていたのだが、どこがよかったのか、、、、

それとも、腐る寸前がうまいというのか、、、場所がよかったのか、、、、

とにかくカビの生えたものから順に片付けようという構えのようだ。

メジロのあごにあたる部分が橙色というのは柑橘類をたくさん食べたためと聞くが、このつがい二羽ともあごの下を染めているのは我が家のご常連さんなのかも・

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2020年1月 7日 (火)

松の内を終える

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今日は七日正月、七草がゆを食べるのが常であったが朝飯抜き。

そのわけは血圧の薬をもらいに行く日なので、前から「今度来院する時には血液検査をするので朝は食べないで来てください」と言われていたためである。

血圧は十年ほど前子供に勧められて以来のものであるが、いまでも最高血圧が140㎜に達することはまれだし、今日も132㎜~63㎜だからほかの同年齢に人と比べたら「まあまあ いい加減ではないかと自分なりに思っている」

それでも、医者は心配して「三~四か月に一回くらい血液検査をしましょう」というのでしていて、今回は昨年六月にしたのを気付かれて受ける約束をしていたものである。

 

昨日、畑に行って大根と小蕪を七草の材料にするため抜いてきていた。

しかし、後の五種類(セリ ナズナ 五行 はこべら 仏の座)は近所の田んぼ脇にあるものの、犬や猫の小便などががかかったいるからダメというのでセリをスーパから買ってきた以外は省略した。

   きみがため 春の野にいで 若菜摘む

         わが衣手に 雪は降りつつ   光孝天皇

百人一種にこんな歌があるが、西暦800年くらいの時の天皇は実際にこんな春の菜を摘んでいたのだろうか、それとも言葉遊びだったとしたら、、、、、

 

診療所から帰ってきてから七草がゆを食べ、玄関及び神棚、仏壇まわrの飾りを外して、今年の松の内は終わった。

  

 

 

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2019年11月 2日 (土)

ぼや~っと

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霞める空と同化しそうな富士山。

我が家の近所からはぽかぽけとした陽気で寝ぼけたような山々の奥に淡く雪をかぶった富士山が見える。

この方向にあると知っているものでないと気づきにくい。

街中は大道芸が始まって混雑していることと思うが、その喧騒はこちらまで来ないし、連れへの差し入れも遠回りにはなるが三連休ということもあってか、スムースに行くことができる。

へんなもので、普段ならあまり言葉を交わさない夫婦でも、こんなときは案外しゃべるもんだと感心している。

病気のほうも、順調に回復しているようで身体につけられていたものが全て撤去され、トイレまでは行けるようになった。

そうなると、早く帰りたくてたまらないようだが、、、、

帰れば、また自分の身の回りが目に付いて口出しをし、それを「うるさい」とかえすことで口喧嘩が始まり、わが家の平和もつかの間のことになりそうだ。

今日の天気のようにぼや~っとしていれば一番なのだが、、、、、

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2019年11月 1日 (金)

ふさわしい

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一番下の孫がひさしぶりに福井から帰ってきて、自分の家より先に我が家にやって来た。

「「じいじ これみやげ」と言って差し出したものの包装紙を破ってみたら、桐の箱に入ったいかにも高いぞうって言わんばかりの酒が出てきた。

「おう、ありがとうよ でもこれはどうしたんよ」って言ったら「いつもアルバイトに行っている店においてある酒で旨いいって評判の酒だよ」 んでもって土産にした。

「どんな酒でもよい父さんにはもったいないからね、、、」

じいじ ほろりと来たね。ちかごろ酒はもちろんビールさえ弱くなって飲まないんだけれど、これはガラスの小さなコップに注いで冷酒で飲むことにしよう。

誰にもやらないで、、、、だって、この孫が始めて買ってきてくれた酒なんだから。

連れが入院してがらんとした家、一人で飲むには甘口のこの酒、もっともふさわしい酒だと思ったのは孫馬鹿ちゃんりんかな?。

 

福井永平寺町、 九頭竜川のそばには古い酒造所があり、白龍と黒龍というよく似た名前の酒があるのは知ってたがまさか別のべつべつの酒造所だとは知らなかった。

 

 

 

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2019年10月13日 (日)

台風十九号

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     増水した裏の川

「年をへし 糸の乱れの苦しさに 衣の館は ほころびにけり」

築五十年を越えた木造家屋はさすがにあちこちが傷んでいる。

昨日朝から降り出した雨は強い風を伴って横殴りにボロ家に襲い掛かり、昨年ここ辺りが怪しいと補修した隙を突いて壁から浸入した水が台所にポツポツと雫をたらす。

新聞を当てたり、タオルを当てたりと雨が収まるまで手当てをした。

雨の量はどのくらいだったのかは分からないが裏の川は清水港が満潮のころピークに達し、あと20センチくらいでコンクリート護岸を超えるくらいまで上がり、床下に水が入るところまできたが、台風の中心が下田に上陸したという七時ころにはピタッと風とともに収まってしまった。

気象庁描くところのコンパスで書いた円ではなく、雨は台風の前面で押されるように北上しているのがよく分かった。

それにしても、今日のテレビで見るように各地で氾濫した泥水から見れば些細なことだが、疲れてしまい早々に寝てしまった。

 

早く寝たせいか、年寄りは朝が早いのか四時半には目が覚め外を見ると雲がほとんど無い星空が見えた。

まさに”台風一過” 畑の野菜を見に行ったり、用心のため設えた台風対策をかたずけたり、雨漏り箇所の拭き掃除など、、、、三十度近い炎天での作業で今日もまた疲れた。

それにしても、泥水に浸った家々を見ると被災した高齢者がこの先どう生活の場を立て直すのかと思うと胸が痛むような気がする。

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