2017年7月25日 (火)

源内の呪縛

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一般的には東北より北側の海岸に咲くといわれるハマナスの花が山奥の信州にも咲いていた。

バラ科と言われるだけあって、花の形は薔薇に似ているが花びらが薄いため、ひらひらと風にそよがせている。

もともとの名前は浜梨といったらしいが、東北弁のシとスが逆転するところから、聞いた人がハマナスととったそうだ。

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土曜丑の日を翌日に控えた昨日、小諸城の近くで評判の店に義弟を誘って食べに行った。

店の前に行くと、「本日は予約以外受け付けません」と書いてあった。

さもあろうなとおもったが、せっかくここまで来たので一当たり当たってみようと、店に入り「静岡から評判を聞いてきたんだけど何とかできませんか」と聞いてみた。

と、あまり言い返事ではなかったが、なんとか座敷のひとテーブルを用意してくれて座ることが出来たが、受付のおばさん(と言っても70だに見えた)が面白くなかったらしく、お茶や漬物などを持ってくるたびにいろいろとくどくほど文句を言う。

その態度に、連れ合いは臍を曲げて、、、、、、、おかげで、折角の特上うな重もなんだか美味しく食べることが出来なかった。

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うなぎに限らず生き物は冬に向かって脂がのっているため、秋から初頭にかけてが一番美味いと聞いているし、、、、そう思う。

江戸時代になって、うなぎの売れない店先に「夏はうなぎがよろしかろ」という宣伝ビラを平賀源内がキャッチコピーとして張って以来、連綿として日本人はこの重爆から逃れないでいる。

それに乗っかった我々もそうだが、いったん亭主がお客として迎え入れた以上、愛想よく商売に徹して欲しいのだが、、、、、田舎の店員では無理なのかな?

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2017年7月24日 (月)

約束が違う

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へクソ蔓の花

人工衛星の発達で天気予報の精度高くなったという中で、こんなにも当てが外れたのも珍しいというのだろうか。

前日までの天気予報では、七月二十四~二十五日は曇り、二十六日午後から雨ということであり、二十六日午前までにジャガイモを掘りあげておけば余裕で帰れると思っていた。

立科町に着いた二十四日は曇り空が幸いして、気温は別にして湿度も低いので早速ジャガイモ掘りをはじめた。

例年どおり義弟がユンボを操作してジャガイモを掘り出し、バケットを揺すればジャガイモが顔を出すのでそれを集めて軽トラまで運ぶのが、自分の役目、、、

しかし、この作業を始めて一時間ほどしたときクラクラッと来た、即座に脱水症状の前触れと感じ直ちに作業をやめる。

午後になって再度作業を始めてみたが、ここも一時間ほどでやめることにし、「また明日に残しておこう」なんて強がりを言いながら、明日の助けを待った。

ところが八時ころからかなり激しい雨が降り出した。

「約束が違うじゃないか」と地団駄を踏んでも後の祭り、、、、、、

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2017年6月20日 (火)

もう起きちゃいかが

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#もう起きちゃいかがと郭公が啼く 

 カッコ カッコ カッコカッコ カッコ

標高1,001mと言う標識のある浅間山中腹の温泉宿の外から郭公の声で起きてしまった。

時計を見れば夜が明けたとはいえ、五時にはなっていない。

最上階の窓から外を見るが声の主はモミの木の葉に隠れて分からない。

昨日は、例年通りジャガイモの草取り、追い肥、土寄せを五人がかりで済ませ、宿に入ったのだが、この宿の一番の売りは、インクライン方式のケーブルカーに乗っていく、露天風呂、、、、、、、

乗り込んで、赤いボタンを押せば100mくらいかなぁ、ケーブルカーがつるべ式に交互に動く仕掛けにな会っている。

このケーブルカーの行きついた先に、ある露天風呂は温泉の作用で削れた木の桶の風呂があり、霞んだ空なので遠望は利かないが気持ちの良い風呂があった。

この日も、朝から気温があがり、熱中症にならないようにと注意しながらの作業だったが、ここしばらくの天気は土をからからに干し上げて、土ぼこりが舞い上がるため、身体全体が干上がってガサガサみたいな感じがしていただけに、温泉の成分が肌に染み通っていくような気持ちにさせられた。

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ちなみに、男の小さな露天風呂とそこから見た景色(女風呂も同じようです)

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2017年5月13日 (土)

楽しみは忘れさせる

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Img_0020今では各地にその花の集団が見られるようになって不思議な気ではなくなったが。

木の先端を白く染めまるで雪が振り積もったかのような姿になるナンジャモンジャ

明治になってからと言われているがこの木を指差して「なんちゅうもんじゃ」と聞いた人がいて誰も答えなかったところから、ナンチュウモンジャがナンジャモンジャになったとあるが、こういう聞き方をする人は、関西か北陸の人だったのではないかと思う

正式名はヒトツバタゴだそうだが、タゴと呼ばれるトネリコの仲間でもないらしい。

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それにしても驚いた、十日夜の同級会六人でビール中瓶が三本、銚子三本、イワナの骨酒多分二合、あとはウーロン茶を少々で済んでしまった。

以前なら、この程度のアルコール飲料は一人平均だったはずである。

歳は争えないのか、若い人のように無茶飲みして急性アルコール中毒なるまえにブレーキが、自動的に利くのか。

カラオケだって六曲と言うにいたっては、ほとんど笑って語っていただけのことになる、食事も少なめのコースを選んだのにかなりあまった。

宿のみんなが集まって三時間、缶ビールを飲んで語っていたはずなのに、それでも話しの種が尽きなかった。

また、家を出る二日前からわきの下から乳首の下にかけて痛みが走り、はじめは肋間神経痛なのかと思っていたが、黒味のかかった嫌な痰が出るようになって、無事到着できるか心配しながらの出発だった。

はじめは、胸をさすりながらの運転も、富山近くになって意識しなくなり同級会の間じゅうすっかり忘れていたが、生まれふるさと神岡に立ち寄り、東海自動車道を南下すると次第に痛みが増してきて、吐き出す痰に血が混じったのか桃色に変化した。

豊田市の弟の家に着くと、寝返りを打つたび肋骨がきしむような痛みが走る。

翌日、通算1,000kmほどの運転を終えて家にたどり着くともう駄目。

今日は土曜日なので半日営業のかかりつけ医に行って検査をしてもらったが、熱は36.5度で平熱、血圧も122~69といたって良好。レントゲンの胸部撮影では、指摘されなければ素人では分からないほど小さな白い斑点が三つあり、どうもこれは細菌性の肺炎ではないかという。

痰の採取は三度あり、これがなかなかでないので、朝早く行ったのに帰ってきたのは十一時過ぎになり、「検査結果を見てはっきりさせましょう」と薬も出なかった。

そうだよね、熱でもあれば、、、、、

それにしても、楽しみというものは、身体の痛みや不自由さを忘れさせてくれるものだ。ということを再認識させてくれた。

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2017年5月10日 (水)

ハンカチ振り振り

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そぼ降る雨のなか木の枝に白いものがひらひらとしている。

葉っぱの白化したのかなと、近づいてみてこれがうわさに聞く「ハンカチの木」であると見当が付いた。

ハンカチの木は中国の雲南で遅くになって見つかった木で、、植えてから十五年ほどしないと花を咲かせないそうで、この木に出会うことはかなり難しいそうだ。

フワフワ揺れる大きな白い花びらは上下に二枚しかないもので、いかにもハンカチを想像させるが、今日の同級会を前にしてこれが吉とでるか凶と出るか、なんだか判じ物のような気がして、、、、、、

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「君は太平洋を見たか 僕は日本海を見たい」いつのころだったかこんな標語を長野県で見た覚えがある。

五月十日朝早く静岡を出発した。新東名で清水インターを抜け、六郷から中部道に入り山梨の双葉ジャンクションから諏訪まで中央道そして長野道から上信越道を下りきると日本海が見えてきた、日本列島を横断するのに約五時間一気に一時間運転することナシ、休み休みの自動車運転だったが日本も狭くなったものである。

そこから、北陸道を富山まで着いたところで十二時すこし前である。

腹ごしらえをして、ここまで来たなら何人かの友達に連絡を入れなければ、と回ったがいずれも戸が閉まって留守。どの家も我が家より広い土地と立派な造りに連れ合いは「あんたの友達は金持ちばっかりなの?」と聞くから「富山県は持ち家率の高さは日本一だし、敷地面積もそれに近いはず、、」と説明にならない返事をする。

とにかく、従姉妹の子供が3時まで仕事で家にいないはずだからそれまであちこちを回って四時近く同級会会場のある春日温泉にはいる。

すると「皆さんすでにおそろいですよ」とのこと、部屋に向かうと「幹事が一番遅いとは何事だ」とすでに出来上がっているみんなが笑いながら言う。

そうこうするうちにフロントから「友達が来ているんでロビーまで来てください」と、、、、、、、

十年ぶりくらいに幼友達の来訪。またしても幹事の仕事放棄話が弾む。

部屋のほうは人数も少なく、地元の同級生に幹事役を任せて、、、、、

とにかくテンヤワンヤながら人数の少なさが幸いして、直接の批判は聞かずに住んだ。

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2017年4月20日 (木)

引っ込みがつかない

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今年は全国的に春が遅かったようだが、ここ、長野の立科町も同様だったようで行ってみたら、今が桜の満開日でありたびたびの桜見物になった。

弟夫婦の都合や天気予報の都合もあったが、例年この時期になるとジャガイモの種を植えるのにかこつけた、旅行で立科町に出かけているのだが、春は一週間ほどの遅れを感じさせる。

この日は朝は放射冷却もあってか、気温が五度ほどまで下がり、咲いた桜も引っ込みが付かないようなように見えたのは、朝日を見に出かけたこちらの気持ち。

ジャガイモ畑、十八日の大雨でまだ湿り気が多く、畝堀り機が重たげに動いたものの、何とか、あわせて15kgの種芋の植え付けと、長ネギそして、生姜などを五人がかりで済ませることが出来た。

久しぶりに、一日半がかりでの畑作業は身体に堪え、終わった後は動きたくないほどのくたびれかた、、、、、、、、

夜は近くの温泉宿に行き疲れを取ることにしたが、わずかな酒に酔っ払ってしまい、積もる話をするまもなく睡魔に沈没させられてしまった。

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2017年2月 7日 (火)

蜜を巡って

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先月半ばには開花し始めたという早咲きの桜土肥桜は昨日の雨と風によって散り始めており、木の根元には花びらが散らばっていた。

見ようによっては、爛熟の時期であり姥桜の艶かしさとも言えるのかもしれない。

しかし、花の密度はソメイヨシノよりはるかに多いので、まだ、木は濃いピンクに染まっている。

土肥桜、開花を始めた河津桜とはどの辺が違うのか素人の自分には良く分からないが、幾分花の色が淡いのかな?という程度。

そして、この花の蜜が美味いようで、無数の目白が集まってきていたが、なかなか、仲良く蜜を吸うと言うわけにはいかないようで、自分の傍に来るほかのメジロを追い払うほうに力を入れているようにさえ見えるのは、この種の鳥の本能なのだろうか。

見た感じでは、ひとつひとつの花の蜜は少ないかもしれないが、圧倒的に花の数が多いので、競争しなくてもと思えるのだが、、、

たぶん、豊富な領土を持つ国が小さな島を他国に譲れないのに似ているとすれば、人間も同様なのだろうけれど。

今日も快晴の空は、花も海も引き立てて鮮やかさを増す。

富士山が土肥桜が遠来の客に対するご馳走だとすると、その役割を充分に果たしたことになる。

問いからの帰り道は、西海岸沿いの山道を登ったり降ったりしながら北に進んで沼津にはいる。 

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2017年2月 6日 (月)

天気晴朗なれど

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「天気晴朗なれど波高し!」それほど大げさなものではないが朝早く宿から「今日は波が高いためフェリーは欠航です}と言う電話が来た。

岐阜から来る姉の傘寿のお祝いに招待していたのだが、フェリーが欠航ということになれば陸路を行くしかない。

と、なると、少しでも早い到着が待たれる。しかし、車を運転してくる姉の連れ合いは八十三歳であり、下手に電話を入れて急かすようなことになれば、最近の高齢者運転の事故にもつながりかねないため、携帯への連絡できず、成り行きに任せることにした。

十一時過ぎ、ようやく到着したので、昼は何処かのサービスエリアで食べることにして出発した。

ところが、ウイークデーの昼時間と言うこともあって、道路は空いており三時すこし前には目的地土肥温泉に到着してしまった。

当初は、四時に清水発のフェリーに乗り、翌日朝から土肥桜を見る予定だったのがその日のうちに見ることが出来た。

幾分濃い目のピンク色した土肥桜は、先月半ばに咲き出したということもあって満開を過ぎ、かなり地面に花びらが落ちているという状態ではあったが、鑑賞には耐えるという咲き方であり、花好きの姉を喜ばせた。

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2016年12月 3日 (土)

今年最後の紅葉狩り

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多分今年最後の紅葉見物になるであろう。

四月に孫娘が就職し、一人住まいをしている浜松へ様子見がてら連れ合いと出かけてきた。

部屋を見て、何とか一人暮らしも慣れてきた様子に安心したあと、どこかへでかけることにした。

フラワーパークなど花のある公園なども考えたが、花の一番少ない季節でありそんなところを見て歩いても、、、と考えた末に、天気も良いし、舘山寺に行ってロープウエイにでも乗ろうか、ということで話がまとまった。

しばらくぶり、という言葉が当てはまるくらい    浜松の市外に入ったのは十数年ぶりになるのだが、すっかり街中の道路状況は変わってしまい、かっては細い裏道まで覚えていたのだが、浦島太郎になった気分で街中をさまよったすえ、ようやく見覚えのある山を見つけてほうこうかんかくをとりもどし、ようやくたどり着いた。

ここまで来たのなら、今年一番の贅沢かもしれないが誕生祝をかねてうなぎを食べようということになり、腹ごしらえをすることにした。

「夏の土用のうなぎは暑さ負けをしており、冬に入ったいまが旬なのだ」なんていらぬ講釈をを聞き流して「おいしい」といって食べだす孫娘。

窓の外には、浜名湖とロープウエイとマガモやバンなどの水鳥を眺めることが出来るうなぎ屋。

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Img_0006腹がくちくなってまぶたが重くなるが、予定のロープウエイで山頂に上がると、丁度紅葉が待ちかねていたかのように輝いていた。

風も無く、ぽかぽかとした陽気の中、季節がいっぺんに一ヶ月くらい逆戻りしたような雰囲気のなか、3人で紅葉狩りの散策を楽しんだ。

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2016年11月21日 (月)

初冬のトンボ

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立科町の古刹、津金寺の池のうえをトンボがいくつも舞っていた。

秋になって田んぼの周りに降りてきたアキアカネだろうが、卵を生むという大事業を済ませたが、余力があってかまだ生き残っていたものたちであろう。

見る限り、尾羽打ち枯らしたとは見えないが、自分同様老後の命といって差し支えない。

繁殖期には、木や竹の先につかまって縄張りを守ってきたが、いまその必要もなくなり、太陽の熱を吸ってあったかくなた石にしがみついて暖を取っている。

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今日、血圧の薬をもらいに薬局に行って調剤する間待っていたら、後から来たお客が、薬剤師と話していて「コーヒー味にしてください」なんていっていた。

そして、テレビでは「飲みやすい薬に力を注いでいます」というコマーシャルさえ出ていた。

われわれの小さかったころ薬は苦いものと決まっていた。

”良薬口に苦し”が当然であった。

長野に滞在中、弟の嫁が「身体にいいと聞いたからせっかく取り寄せた薬を不味いだの苦いだのなんていって飲まないのは言語道断。自分の身体のこと考えたらそんなこと言っていられないでしょ!」ときつく言っていたが、、、、、

もうその言葉、古くなってきたかも。

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